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 鎌北湖へハイキングするには、総合運動公園を起点としてめざせばよい。そこに車なり自転車を置く。駅からなら、毛呂駅から30号を南に歩いて、鎌北湖入り口の標識のある、右手の道を行く。
 総合公園からは、入口の横に二股の道路があって、西へ向かって左手が、宿谷の滝方面、右手が鎌北湖方面である。右手の道をちょっと行くと、畑中にハイカー向けの遊歩道があり、木々の繁った丘沿いに、目的地までハイキングというよりもウォーキングを楽しめる。

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 舗装路がつきると里山の風情になる。つゆ草や、野菊や、ミゾソバ、きつねのアザミなど、名を知っている野の草花が、あちこちに見られる。稲の残されたところもあるが、電線が張ってあるのには興ざめである。獣が出るのであろう。

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 少し行くと、本格的な森林に入る。昼なお薄暗いなかを、やや行くと、湖から流れる渓流が現われる。

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 流れに心地よく耳傾けながら、瞑想しつつしばらく行けば、湖の切り立った堤に行きあたり、そこの階段を登った先に、静謐な水をたたえた鎌北湖が広がる。

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 紅葉にはまだ早い。平日の人影のない湖畔の風情を楽しめる。総合運動公園からここまで、3キロ弱のウォーキングである。ハイキングの準備のない人は、もとの道を引き返すのがよいだろう。筆者はおなじ道を戻らない主義であるので、駐車場の端にある段を登って、宿谷の滝方面への山道を経由して、戻ることにした。

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 登り口の所に、熊のような動物の姿が見かけられた、という掲示があるので、ちょつとした緊張を覚える。本格的なハイキングコースである。急な斜面沿いの細い道もある。そこを20分ほども用心して進むと、舗装された林道に出る。そこを左に行けば、宿谷の滝方面の道へ出るので、左に進めば、総合公園に戻れる。途中、道脇にコスモスが咲いている。

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 地蔵さんの祠までくれば、総合公園まではもう間近である。

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